今月23日、FDA食品医薬品局により、緊急使用が許可された血しょうによる治療に関し、FDAのハーン長官が、治療効果に関するデータの引用が不正確だったとして、謝罪しました。
緊急使用許可を発表した際に、回復した人の血しょうを使った治療で、死亡率が35%減少する可能性があるとトランプ大統領とハーン長官が主張し、専門家から非難されていました。ハーン長官は24日夜、ツイッターへの投稿で「データが示しているのは絶対リスク減少ではなく、相対リスク減少だと言うべきだった」とし、結果的に効果を誇張してしまったとして謝罪しています。
また血漿治療の緊急使用許可について、政治的圧力があったのではないかと懸念されていることに対し、決断に政治は関与しておらず、科学的なデータに基づいた判断だと強調しています。