9月が近づき、新型コロナウイルスとインフルエンザが同時に流行することが警戒されています。
カリフォルニア州衛生委員会長のリチャード・パン上院議員は「症状が似ていて違いを見分けるのは難しいです」と語てっいます。インフルエンザの流行に備え、カリフォルニア州にあるジョン・ミューア病院では、患者に対し複数の検査を行う準備をしています。医師は「新型コロナの検査だけでなく 新型コロナ、インフルエンザ、主要呼吸器系ウイルスの検査に対応できる検査機関の利用を増やしています 。」と語りました。医療専門家らは、特に今年は、インフルエンザの予防接種を受けることを強く進めています。すでに各地で予防接種の提供が始まっていますが、CDC疾病対策センターは、9月から10月にかけて接種することを推奨しています。ワクチンの効果はおよそ6カ月で、早い時期に受けると、インフルエンザが流行している期間の後半に予防効果が弱まる可能性があるということです。
一方で、新型コロナウイルスの感染対策が、インフルエンザの予防にもつながると見られています。オーストラリアでは、実際に新型コロナウイルスの感染対策が行われていた今年は、インフルエンザが流行しなかったということです。カリフォルニア大学サンフランシスコ校 予防・公衆衛生チーム主任は「マスクやソーシャルディスタンシングで、インフルエンザ感染が予防できたと推測します。」と語りました。
先週1週間のあらたな失業保険申請件数は、100万6000件で前の週より減っているものの、100万件を超える高い水準を保っています。7月と8月の新たな雇用は落ち込みを見せており、およそ3000万人が州や連邦政府の失業手当を受けているとされています。また、航空会社の人員削減が相次いで発表されており、すでに大手3社が政府からの雇用支援が切れる秋には、大規模な一時解雇の可能性を発表しています。消費者信頼感指数も2ヶ月連続で低下していて、共和党と民主党の交渉が暗礁に乗り上げている政府の追加経済対策が急がれています。