感染拡大が続く中で、学校再開をめぐり、各地で州知事らの対策が求められています。
ミシシッピ州では感染拡大が深刻な状況で、州内の病院で、98%の集中治療室の病床が埋まっている状態です。感染検査の陽性率は、全米で最も高く、5人に1人、陽性が確認されています。そうした中、学校への通学が再開され、生徒や教師の間で感染が拡大する事例が相次いで報告されています。こうした事態を受け、きのう、リーブス州知事は、マスク着用の義務化を発表し「病気などの理由がない限り、大人も子供も学校でのマスク着用を義務化します」と語りました。また、全ての住民に対し、2週間、公共の場でのマスク着用を義務化し、感染拡大が深刻な地域では、7年生から12年生の生徒の通学再開を延期するとしています。
アリゾナ州では、デューシー知事が今月17日に通学による学校再開するとしていて、きのう、教師らにより、通学再開の見送りと明確な感染対策を求める抗議活動が行われました。抗議活動を率いた幼稚園の教員は「研究データをもとに感染対策を設け、州全域で義務化するよう知事に求めます。生徒が安全に学校に戻るためです。」と語りました。アリゾナ州の教育当局は今週金曜日までに感染防止対策を設ける予定だということです。