新型コロナウイルスのワクチン開発が急がれていますが、きのう、医薬品大手「ジョンソン・エンド・ジョンソン」は、開発中のワクチン1億回分を供給することでアメリカ政府と合意したと発表しました。
アメリカのバイオテクノロジー企業「モデルナ」や製薬大手「ファイザー」が臨床試験の最終段階に入っている中、きのう、ジョンソン・エンド・ジョンソンは、臨床試験の第2段階に進みました。マサチューセッツ州ボストンにある研究所では、新型コロナウイルスのワクチン開発が進められています。先週、ジョンソン・エンド・ジョンソンが発表した研究報告によると、サルへの1回のワクチン投与で新型コロナウイルスの感染が防げたということです。また、きのう、アメリカ政府からの10億ドルの資金提供で1億回分のワクチンを供給する契約を締結しました。