新学期が始まり、生徒だけでなく、教職員の間でも感染の心配が広がっています。
新学期が開始にあたり、学校では感染防止策が強化されていますが、この数週間で少なくとも6人の教師が感染により死亡しました。全米の教職員の間でどれだけ感染が広がっているかは明らかにされていませんが、ミシシッピ州だけで、600人の教職員に感染が確認されています。また、フロリダ州レオン郡では、前年度に比べ8%教職員が少ない状態で新学期を迎えました。そのうち、教員は200人少ない状態で、定年退職などの理由もありますが、36人は辞職したということです。現場の教師は、不安な胸のうちを語りました。「毎日、教師を続けるか悩んでいます。(記者:他の教師も辞職を考えていますか?)毎日考えています。私も含めみんな、生徒のために続けようと踏みとどまっています。」
そうした中、失業保険への上乗せなどの支援が含まれた追加経済対策法案の動議が上院で否決されました。共和党指導部が提出した新たな経済対策法案は、民主党が求める$1200の直接支援や州政府などへの支援が含まれておらず、失業保険への上乗せについては、民主党が求める半分の週$300となっていました。これで交渉は完全に暗礁に乗り上げた形となり、あらたな追加経済対策が11月の大統領選までに成立することは難しいとメディアは伝えています。