全米の新型コロナウイルスの感染者は600万人を超え、死者は18万3千人以上にのぼっています。
新学期が始まり、各地で対面式授業が再開されていますが、子供を学校に通わせるかどうか、保護者の間で意見が分かれています。フロリダ州セント・ジョンズ郡では、きのう、新学期が始まりましたが、 ニケルさんは15歳の娘にオンライン授業を選びました。生徒たちが1日中マスク着用を守れるかなどを心配しているといいます。
ニケル「とりあえずオンラインは問題ないです」
一方、ブッカーさんは2人の子供に対面式授業を選びました。2人は音楽や演劇が好きで、対面式授業でないとこうした授業が受けられないからです。
ブッカーさん「みんなが6〜8週間マスクを着用するべきでした。そうしてたら、この問題はなくなっていたでしょう」
セント・ジョンズ郡の学校では、マスク着用が義務付けられ、机はアクリル板で仕切られることになっています。
郡全体の生徒の68%が対面式授業に出席し、32%はオンラインで学んでいるということです。
一方、各地の大学での感染拡大が問題になっていますが、全米5つの大学で汚水の検査で早期に感染を確認し、感染拡大を抑制するあらたな方法に取り組んでいます。ユタ州立大学ではキャンパス内にある4つの居住施設から排出された汚水から高レベルの新型コロナウイルスの形跡が確認されました。 即座に該当施設に住む287人の学生全員が感染検査を受け、結果が出るまでの数日間、隔離措置となっています。
学生「突然、寮を出されてマスク着用でバスに乗せられて登録番号を渡されたの。それで検査を受けたの」