全米の新型コロナウイルスの感染者は630万人を超え、死者は18万9千人以上にのぼっています。
レーバーデーの連休が明け、感染が再び拡大することが懸念されています。
米国立アレルギー感染症研究所 ファウチ所長「連休の後に何が起きるのか心配です。独立記念日やメモリアルデーの後には感染が急増しました」
ネバダ州ラスベガスはこの連休、観光客でにぎわい多くの人が密集している光景が見られました。マスクをしている人はまばらです。
バーのオーナー「旅行者のソーシャルディスタンシングは6フィートではなく、6インチだよ」
1週間前の8月30日には全米13の州で感染者数が増えていましたが、今月7日には30州で増えています。 また、連休の直近7日間の新規感染者数の1日当たりの平均を比べると、5月のメモリアルデーよりレーバーデーは2倍近くとなっています。メモリアルデーや独立記念日など、連休の後は感染の急増が確認されてきました。このレーバーデーの連休があらたな感染拡大につながるのかどうか判明するまで数週間はかかりますが、専門家の間には懸念する声が広がっています。
ブラウン大学公衆衛生学部 ジャー学部長「とても心配です。真剣に警戒しなければいけません。学校や大学が始まれば感染が増え、 乗り切るのがずっと難しくなります」