ISS・国際宇宙ステーションで、史上初めて、女性宇宙飛行士のみによる船外活動が行われました。
18日、ISSで船外活動を行ったのは、NASA・アメリカ航空宇宙局のジェシカ・メーヤー飛行士と、クリスティーナ・コック飛行士です。女性飛行士だけで行う船外活動は史上初で、世界で注目を集めました。女性だけの船外活動はもともと3月に予定されていましたが、サイズの合う宇宙服が足りずに断念。半年余りを経てようやく実現した今回の船外活動で2人は、ISSのバッテリーの制御装置を交換する任務を果たし、7時間あまりを宇宙空間で過ごしました。
トランプ大統領もホワイトハウスから電話で2人と話し、賞賛のメッセージを送りました。電話に応じたメーヤー飛行士 は、「船外活動を経験した女性飛行士は私たち以前にもたくさんいます。女性のみで行うのが初めてなだけです。私たちが特別なのではなく、他の飛行士と同様、仕事をこなすだけです」と、あくまで謙虚な姿勢でした。
ロサンゼルスでは、6年生から12年生までの女子生徒が通う、理系に特化したSTEM教育専門の公立学校「ガールズ・アカデミック・リーダーシップ・アカデミー」で、船外活動を中継で見る集まりが開かれました。この日、特別に早朝4時に教室に集まった生徒たちは「私たちの歩くべき道を示してくれた」「男女関わらず 誰にとっても不可能なんてないんだと感じた」と勇気付けられた様子でした。