候補者が乱立する民主党の指名争い。アイオワ州の初戦では、支持率が拮抗する上位4人に注目が集まっていました。しかし投票後に集計トラブルが発生し、当日に結果が出ないという異例の事態になりました。 アイオワ州の民主党支部によりますと、今回から導入された専用のスマホアプリに問題が起きたということです。 このため各会場で、手作業の再集計が行われる中、候補者たちはすでに2戦目の舞台、ニューハンプシャー州に移動。 翌日、開票率6割の段階でブティジェッジ氏がトップへ、サンダース氏が僅差で2位となりました。
そんな中、他の候補と一線を画す選挙活動を行っているのが前NY市長のマイケル・ブルームバーグ氏です。 アイオワ州での党員集会には参加せず、多くの州で一斉に投票が行われる来月のスーパーチューズデーに照準を合わせおよそ3億ドルを広告に投資しています。 ブルームバーグ氏はこれまで民主党の規定でテレビ討論会に参加できずにいましたが、規定の変更により、今後は参加する可能性が出てきました。 有力候補に躍り出る可能性が出てきたブルームバーグ氏に対して、共和党の指名を確実にしているトランプ大統領が、FOX ニュースのインタビュー番組で「彼は小柄だ 。討論会にも台が必要だろう 」。ブルームバーグ氏はこれに、「病的な嘘つきだ」と応戦。候補者指名争いとはまた別の争いにも注目が集まっています。