今年も年末商戦の時期に突入しましたが、年々売り上げを伸ばすオンラインショッピングが、今年も堅調のようです。今年はサンクスギビングデーからクリスマスまでの、いわゆるホリデーショッピングの期間が例年より短いこともあって、小売店などは先月はじめから大幅な値下げを展開していました。そうした中で迎えた年末商戦。大手小売店ではサンクスギビングデー当日から翌日のブラックフライデー、そして週末にかけ「ドアバスター」などと称したセールを展開し、店舗にはいち早く商品を手に入れたい買い物客が詰めかけました。
ただ、実店舗の集客は、かつての賑わいと比べると乏しいとの指摘もあります。小売店の店員は、「数年前と比べると客足は大きく減った。オンライン販売の勢いがすごいからね」と話していました。一部調査では、ブラックフライデーや翌週のサイバーマンデーに買い物をすると答えた人が85%だったのに対し、実店舗で買い物をすると答えた人は、47%と、半数を割りました。
今年のブラックフライデー1日分のオンラインでの売り上げ総額は74億ドルと、過去最高を更新。そして、もともとオンラインの年末商戦始まりの日と言われていた、いわゆるサイバーマンデーにはさらにオンラインでの売り上げが伸び、総額94億ドルと、こちらも過去最高を記録しています。
これからもおよそ3週間続く年末商戦、専門家は、次の狙い目はクリスマス前の土曜日、「スーパーサタデー」で、このあたりにはにはまた大きなセールがある、と話しています。