22日、水曜日、アメリカとカナダの国境で有名なナイアガラの滝の直ぐそばの橋にある国境検問所に、1台の車が猛スピードで衝突し爆発、炎上。車両に乗っていた2人が死亡する事故がありました。
爆発炎上事故があったのは、ニューヨーク州とカナダ東部オンタリオ州を結ぶ「レインボー・ブリッジ」のアメリカ側で、目撃者などの証言によると、車がアメリカ側の検問所につながる道を暴走、橋の手前にあるフェンスを越え建物の一部に激突・爆発、炎上しました。
この事故で車に乗っていた2人が死亡、検問所職員1人が負傷しています。
目撃者「最初は飛行機かと思ったよなんとそれが車で本当に驚いた」
検問所に設置された監視カメラの映像では、車が停止する車道とは別の道を暴走し、宙に跳ね上がる様子が地面からジャンプするシーンが捉えられています。
キャシー・ホークル・ニューヨーク州知事「車は高速で突入してきて障害物に当たり、8フィート(約2.3m)のフェンスをこえ激突しました」
国境での事故ということで、FBI・連邦捜査局とアメリカ、カナダの国境警備隊が、テロの可能性も視野に捜査を行いました。
事故後すぐに、ニューヨーク州とカナダを結ぶ4つの橋の検問所が閉鎖されましたが、23日(木曜日)現在、事故があった橋以外の3つの橋は一部開通しています。
ニューヨーク州のホークル知事は、会見でテロの可能性は低いと指摘しています。
FBIの捜査調査でも、現場から爆弾やテロに関連する証拠は発見されなかったと報告されています。地元メディアによりますと、この車を運転していたのは、カナダ側のカジノに遊びに行く予定の夫婦で度々この検問所を通る使うっていた常連だった、という情報もあります。
現場は、日本人にも馴染み深い、有名なナイアガラの滝から数百メートルほどの地点で、感謝祭の直前ということもあり、SNSでさまざまな情報が錯綜する事態となりました。