竜巻を伴った暴風などが中西部を中心に続き、
すでに5週目となっています。
今回は、都市部付近でも竜巻が観測され
被害が大きくなっています。
先週に引き続き、
中西部や南部の広い範囲で
暴風雨を伴う悪天候が続き
テキサス州などで少なくとも76の竜巻が観測され
周辺5つの州で、22人が死亡、数百人が負傷しました。
アメリカ中西部は、春から夏にかけて
竜巻や暴風が多発するシーズンですが、
気象当局によりますと、今回の竜巻の規模と数は
13年ぶりとされています。
特に、テキサス州で 25日(土)夜から続いた暴風雨は、
人口の多い都市部や その近郊にも大きな被害を及ぼし、
竜巻に襲われたこのコンビニエンスストアでは、
店内の商品が強風で散乱、電源も落ち
店に避難した人は、トイレなどに身を隠して難を逃れました。
結婚式の写真撮影をしていたこのカップルは、
この数時間後、自宅に竜巻が直撃し
家ごと隣人の庭まで吹き飛ばされました。
2人とも重傷を負い入院を余儀なくされています。
被害女性
「意識があったり無かったりで、生きているかも分からなかった」
今週月曜日は、メモリアルデーの祝日で、
帰省や旅行などで空港が 今年1番の混雑の中、
暴風雨が襲ったダラス・フォートワース空港では、
機体が強風で押されて振り回され、
搭乗橋(とうじょうきょう)から外れてしまう事態となりました。
この一連の悪天候により、
全米で数千便のフライトがキャンセルされました。