26日木曜日、アメリカ最大都市、ニューヨーク市のエリック・アダムズ市長が、汚職の容疑で連邦司法当局に起訴されました。
エリック・アダムズ市長は、ニューヨーク市警察の元署長で2021年に行われ、当選した市長選での献金について不正行為の容疑をかけられ捜査対象になっていました。連邦司法当局が、26日木曜日、発表した起訴内容によると市長は長年、トルコ政府高官から多額の違法献金を受け取り旅行費用など様々な恩賞を公表せずに受け、その見返りに便宜を図っていたということです。選挙資金だけでも1000万ドル、およそ14億円を不正に得ていたとされます。昨夜、アダムズ市長は声明を発表しました。
エリック・アダムズ・ニューヨーク市長
「これらの容疑は完全に虚偽であり、嘘に基づくものです。数か月間、漏洩や噂が私に向けられ、私の信頼性を損ない、有罪に仕立て上げようとしてきました。私は力と精神のすべてを尽くして、これらの不正と戦います」
すでにこの事件では、アダムズ市長の側近ら、ニューヨーク市の要職の職員が辞任するなどの騒ぎになっています。アダムズ市長は裁判で真っ向から戦う姿勢をみせていまうが、辞任を求める声も少なくなく進退の行方も注目されています。