ミシシッピ州の裁判所で事件当時14歳の少女に母親を殺害した罪などで終身刑が言い渡されました。室内の防犯カメラがその異様な犯行の瞬間を捉えていました。
母親の殺人、そして義理の父親に対する殺人未遂の罪で事件当時14歳だったカーリー・マディソン被告に保釈なしの終身刑が言い渡されました。
陪審員
「陪審団はカーリー・マディソン・グレッグを終身刑に処す」
現在は15歳になったグレッグ被告は泣き崩れます。
郡地方検事
「こんなことは言いたくありませんがグレッグ被告は女の子の皮をかぶった悪魔です」
事件当日の室内にあった防犯カメラ映像が提示されました。グレッグ被告が手に持つ銃を後ろに隠して歩き回る姿が見られます。そして銃声。被告はキッチンに戻りテキストを打ちながら犬と遊びます。検察によると被告はこのとき高校の数学教師で実の母親、アシュリー・スマイリーさん(40)の顔面を銃撃し殺害し母親の携帯を使って義理の父親を家に呼び戻すテキストを打ったということです。被告はそのすぐあとに帰宅した義理の父親、ヒース・スマイリーさんを3回銃撃します。
裁判で証言するヒース・スマイリーさん
「ドアを開けきる前に銃弾が顔に向かって飛んできた」
ヒースさんは肩を撃たれましたが被告から銃をとりあげ警察に通報しました。
ヒースさんの声「なんてことだ!母親を殺した!」
警察「なにをしたって?」
ヒースさんの声「母親を殺した!」
検察の調べによるとグレッグ被告の友人が被告が大麻を使用していると母親に伝えた数時間後の出来事だったということです。弁護側は、当時被告は精神的に壊れてしまっていたと反論しています。
グレッグ被告の弁護士
「何が起きていたのか理解していませんでした。責任能力に欠けていたため無罪を主張します」
検察
「母親を3発撃ち残りの3発で義理の父親を撃ったこれが精神的に壊れた人のすることですか?」