アメリカ3大ネットワークの朝のニュース番組で司会を務める人気キャスターの母親の行方がわからなくなっていて、捜査当局は何者かに連れ去られたと見て捜索を続けています。
行方がわからなくなっているのは、NBCの朝のニュース番組「トゥデイ」のホストなどで知られるサバンナ・ガスリー氏の母親で、84歳のナンシー・ガスリーさんです。
ナンシーさんは先月31日土曜日、家族と夕食を取り、午後9時50分頃一人で暮らすアリゾナ州ピマ郡の自宅に送り届けられていました。しかし翌1日の朝、ナンシーさんが教会に姿を見せなかったため教会関係者がナンシーさんの家族に連絡。昼頃に家族が警察に通報したということです。
ナンシーさんの認知機能に問題はなく、また、歩く時に杖をつくなど、徒歩で長距離を移動するのは難しいといいます。一方で、ナンシーさんの車は家に残され、携帯電話や財布も家の中で見つかりました。
ピマ郡 クリス・ナノス保安官
「家にはいくつか気になる点がありました 現場検証の結果、そこは犯罪現場で、犯罪行為があったと確信しています。」
2日月曜日の記者会見で地元の捜査当局は、ナンシーさんが自分で出かけたのではないことを示す兆候が、家にあったとし、意思に反して何者かに連れ去られた誘拐や拉致が考えられると発表しました。また、ナンシーさんの家のポーチで見つかった血痕がナンシーさんのものと一致したことなどが5日の会見で明かされています。
家には、ナンシーさんが毎日服用している薬も残されていて、24時間服用しない場合、命に危険が及ぶ可能性もあるとされています。また、心臓に問題がありペースメーカーをつけていますが、1日未明にそのモニタリングアプリとペースメーカーの通信が途切れた模様だということです。
サバンナ・ガスリー氏は4日水曜日、兄弟と共に撮影した動画を自身のSNSに投稿。涙ながらにナンシーさんの体調を気遣い、ナンシーさんと一緒にいる人物に対して語りかけるコメントを出しています。
サバンナ・ガスリー氏
「私たち家族はできる限りのことをしています。話し合う準備はできています。/彼女が生きていて、あなたが彼女を保護していることを私たちは疑いなく知る必要があります。私たちはあなたの声を聞きたいと思っています。いつでも耳を傾ける準備ができています。どうか連絡をください。 」
複数のテレビ局には2日、ナンシーさんがいなくなった夜の服装などが書かれた、身代金要求と見られる手紙が届いていたことがわかっています。しかし捜査当局の5日の会見で、その後これに関する連絡はなく、ナンシーさんが実際に拘束されている状態なのかも、確認されていないとしています。またFBI・連邦捜査局は、ナンシーさんの保護や、失踪に関与した人物の逮捕につながる情報に5万ドルの懸賞金をかけると発表しています。