イギリス王室のハリー王子とメーガン妃が、過熱報道をめぐって、タブロイド紙を提訴しました。
ハリー王子は1日、一家でアフリカを歴訪中に声明を発表しました。声明では、タブロイド紙の報道姿勢について「人々を破滅に追いやるもの。人を怖がらせ、黙らせる。ただのいじめだ」と述べ、イギリスのタブロイド紙「メール・オン・サンデー」とその親会社を提訴したことを明らかにしました。
ハリー王子の主張によりますと、メーガン妃が父親に宛てた私的な手紙が、「メール・オン・サンデー」に許可なく違法に掲載され、その上、手紙の内容も都合よく編集され、趣旨の異なるものになっていたということです。
ハリー王子は声明の中で、母親のダイアナ元妃を事故死に追いやったパパラッチの追跡に触れ、「最も恐ろしいのは歴史を繰り返すことだ。自分は母親を失い、今は妻が同じ強い力の犠牲になる様子を目の当たりにしている」 と訴えました。