6月の末、テキサス州ヒューストンの教会の外で地面に横たわっている男性が見つかった。所持品の情報から家族と連絡が取れ、男性は2015年に捜索願が出されていたルディ・ファリアスさんと判明。母親と8年ぶりの再会を果たす。しかしこのニュースは、思いも寄らない方向に動き出すことになる。
2015年の3月、当時17歳のルディさんは犬2匹の散歩に出た。翌日、犬しか戻ってこないことを心配した母親が警察に通報。行方不明者捜索団体なども加わりルディさんを捜したものの見つからないまま8年が経過した。自宅から13kmほど離れた教会で発見されたルディさんは救急車での搬送を拒み、母親が病院に連れて行ったという。
行方不明者の8年ぶりの生還は「奇跡的」と言われ、母親は感謝のコメントを発表。しかし周囲からは、このニュースに首をかしげる人が出始める。ルディさんはずっと母親と住んでいて、捜索願が出されていたことは知らなかった、と近所の人たちが言い出したのだ。