ロシアがウクライナへ侵攻したことで、物価高にさらに拍車をかけることが懸念されています。
ウクライナ情勢が、アメリカ国民の家計にも影響しています。2人の子供を持つ母親は「光熱費だけではなく、食料品やガソリン代も上がっています。」と語りました。1月の消費者物価指数が7.5%上昇し、インフレが一段と加速する中、ロシアがウクライナに侵攻し、ガソリン価格が高騰しています。24日木曜日、カリフォルニア州では、レギュラーガソリンの平均価格が4.77ドルで過去最高となりました。ロサンゼルスでは、1ガロン6ドル以上に値上がりしているガソリンスタンドもあります
ロシアによる軍事侵攻が始まり、さらなる原油価格の高騰が予想されています。ガスバディーのパトリック・デハーン石油アナリストは「1バレル20~30ドルの値上がりが予想され、さらなる高騰の可能性もある。」といいます。石油に依存するアメリカ経済への影響が心配されています。ガスバディーのパトリック・デハーン石油アナリストは「トラック運送業界や今後は航空会社も燃料費高騰の影響を受け、そのしわ寄せが消費者に及び、値上がりは食料品にも広がるでしょう。」と語りました。
ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、24日木曜日、ニューヨークダウ平均株価が前日に比べて、一時800ドル以上急落する場面も見られました。今後の経済的な影響が不透明な中、リスク回避に売り注文が殺到したとみられています。