CDC疾病対策センターがマスク着用を緩和する指針を発表しました。各地で学校でのマスク着用義務を解除する動きも進んでいます。
これまで、CDC疾病対策センターは新規感染者数と陽性率に基づいて、感染レベルが高くなっている全米ほとんどの地域で屋内でのマスク着用を推奨していました。先月25日金曜日に発表された指針では、新たに入院患者数と病院の使用病床数を計算に加え、感染レベルが3段階に分けられました。屋内の公共施設でのマスク着用が推奨されるのは、オレンジ色で示された感染レベルの高い地域のみで、みどり色と黄色で示された70%の地域では、マスク着用が不要となります。CDC疾病対策センターのワレンスキー所長は「感染レベルが低い場合はマスク着用をやめてもよいでしょう。今後、状況が悪化した場合は再び着用を推奨します。」と語りました。
CDCは、感染レベルの高い地域を除いて、学校でのマスク着用も不要だとしています。28日月曜日、カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州は、学校でのマスク着用義務を来週11日に解除し、着用は推奨するのみと発表しました。また、ニューヨーク州では2日水曜日に解除されました。ニューヨーク市に関しては、4日金曜日に解除についての発表が行われる予定で、同時にレストランやジムなど屋内施設でのワクチン接種証明の提示義務が解除されるとみられています。
公共交通機関でのマスク着用の義務は、少なくとも今月18日まで続けられます。
バイデン大統領は、2日水曜日に行われた一般教書演説で、全米の薬局や保健所で検査を受け陽性となれば、その場で抗ウイルス薬を無料で受け取れるサービスを開始すると発表しています。