先週大雪が続いたカリフォルニア州南部では、雪で孤立する地域もあり、住民が救助される事態も発生しました。一方、今週末にかけて州全体で豪雨または大雪が予想され、警戒が呼びかけられています。
カリフォルニア州では先月から断続的に大雪が降り続いています。先週、1週間にわたり吹雪が続いたカリフォルニア州南部、サンバーナディーノ山脈付近では、孤立した住民が雪の上に「私たちを助けて」と書き、救助を求める場面もありました。住民が雪で閉じ込められ、食料や燃料、薬が不足する事態となりました。サンバーナディーノ郡では救助隊が出動し、1軒1軒、住民の安否確認を進めており、9日木曜日までに13人の死亡が確認されました。現地を取材していたABCニュース記者は「除雪されていない場所では、車が雪に埋まったままで歩くのも一苦労です。」とリポートしました。
道路の除雪も急ピッチで進められています。ヘリコプターにのり、上空から取材していたABCニュース系列局記者は雪で埋まった道路が続いている様子を「ビッグベア湖に向かう高速道路が見えます。まだまだ除雪が必要です。」とリポートしました。
一方、今週末にかけて カリフォルニア州では、大量の水蒸気が帯状に流れ込む「大気の川」と呼ばれる現象で豪雨が予想されており、洪水や冠水、山間部では大雪への警戒が呼びかけられています。モントレー郡では住民に2週間分の生活必需品を準備するよう促しました。カリフォルニア州にお住まいの方は、この週末、十分に注意してお過ごしください。