新型コロナウイルスのニュースです。パンデミック初期、感染が深刻だったニューヨーク市で、学校でのマスク着用義務が解除されました。また、フロリダ州は子供へのワクチン接種を推奨しない方針を明らかにしました。
7日月曜日、ニューヨーク市では、5歳以上を対象に、学校でのマスク着用義務を解除しました。生徒の1人は「マスクをしてもいいけど、マスクをしないと快適です。」と語りました。解除後も、マスクを着けて通学する生徒が多くいました。生徒の1人は「マスクをしないと感染が広がります。」と語りました。保育園や幼稚園に通う5歳未満に関しては、ワクチン接種の対象となっていないことから、引き続きマスク着用が義務づけられており、これに反対する抗議デモが行われました。デモ参加者は「子供にはマスクが不要だと科学が証明しています。」と語りました。また、7日月曜日からレストランやジムなどの屋内施設でのワクチン証明の提示が不要となりました。ブロードウェーの劇場などでは、少なくとも4月30日まで、ワクチン証明の提示とマスク着用が義務づけられます。
一方、7日月曜日、フロリダ州は、健康な子どもには、ワクチン接種を受けさせないことを推奨する方針を明らかにしました。デサンティス知事は「データを見ると、健康な子供へのワクチンの恩恵はほんのわずかで、子供が重症になるリスクはとても低いです。」と語りました。CDC疾病対策センターやアメリカ小児科学会は、子供のワクチン接種を推奨しており、推奨しないとしたのはフロリダ州が初めてです。
8日火曜日、ハワイ州は屋内でのマスク着用義務を今月25日に解除すると発表しました。これで50州全ての州でマスク着用義務が解除されることになります。そうした中、TSA運輸保安局は、地下鉄や航空機などの公共交通機関でのマスク着用義務は、全米で少なくとも4月18日まで延期すると発表しました。