ニューヨークとワシントンDCでホームレスの男性5人が銃撃された事件で、30歳の男が逮捕・起訴されました。
これは、ニューヨーク市での犯行の瞬間をとらえた防犯カメラ映像です。男がホームレスの男性を足で蹴り、その後周囲を確認し、銃を発砲しました。今月3日から12日までの間にニューヨーク市で2人、ワシントンDCで3人、合わせて5人のホームレスの男性が銃で撃たれ、2人死亡しました。警察当局は同一犯とみて捜査を行い、15日火曜日未明、ワシントンDCで30歳の男を逮捕しました。男は、いずれの被害者とも面識はなかったということです。男は第一級殺人罪と暴行の罪で起訴されました。
父親によると、被告には精神疾患があり、暴行の前科があったということです。 父親は「息子には精神疾患があり、何度も入院させようとしました。1度、精神科病院に入院したことがありますが、成人だという理由で退院させられました。」と語りました。父親は、被害者に哀悼の意を述べるとともに、被告を含む精神疾患を持つ犯罪者に対して司法システムが機能していないと指摘しています。