モデルナが6歳未満の子供のワクチンの治験で良い結果が得られたとして、FDA食品医薬品局に緊急使用許可を申請すると発表しました。早ければ、夏までにワクチン接種が始まる可能性がでてきました。
23日水曜日、モデルナは生後6カ月から5歳までを対象としたワクチンの治験で、2回接種後の安全性と効果が確認できたと発表しました。モデルナのスティーブン・ホーグ社長は「治験のデータで、ワクチンには子どもも大人と同様の効果がありました。」と語りました。ワクチンの治験は大人の4分の1の量で行われ、感染による発症の予防効果が生後6カ月から2歳の子供については44%、2歳から5歳の子供については38%あったということです。入院患者はなく、安全面の問題もありませんでした。スタンフォード小児病院のロック・パテル医師は「深刻な副作用が全くなかったのです。子供のワクチンは安全が最優先されるので、これは非常に重要です。」
一方、ニューヨーク市では、5歳未満の子供の学校や保育園でのマスク着用義務について、非難が高まっていました。22日火曜日、アダムズ市長は、このまま新規感染者数が増えなければ、4月4日にマスク着用義務を解除すると発表しています。