ウィスコンシン州の学校で警備員として働いていた非番の警察官が、子供どうしのケンカを止める映像が公開され、その行動が問題になっています。
18日金曜日、警察官が少女の首を膝で押さえつけている映像が公開されました。少女の父親は「この警察官の起訴を求めます。」と語りました。ことの発端は、今月4日、学校のカフェテリアでおきた生徒同士のけんかです。監視カメラの映像では、けんかを止めるために割って入った警察官が12歳の女子生徒の首に約20秒間膝を押しつけているように見えます。その後女子生徒は、手錠をかけられ連行されています。少女の父親は「娘は屈辱的な扱いを受け、トラウマになっています。」と語りました。この警察官は学校の警備員としてパートで働いていたということですが、その後、学校の仕事はやめています。警察官が学校に提出した退職届には、今回の件が家族の精神的な負担になっていて、学校側のサポートがないことを退職の理由としてあげているということです。ウィスコンシン州では、人を拘束する際に使われる膝で首を抑える行為を警察官が行うことを禁じています。