悪天候や人手不足で、航空便の欠航が相次いでいます。一部の航空会社は混乱を避けるため、旅行者の多い夏のバケーションシーズンに減便すると発表しました。こうした状況から、更なる航空運賃の値上がりが予想されています。
3週連続で、全米の空の便に多くの欠航が出ています。先週末は、悪天候と 人手不足の影響で、ジェットブルー・エアウェイズとスピリット航空で合わせて約600便が欠航となりました。航空業界では、新型コロナウイルスの感染が深刻だった時期に多くのパイロットや従業員が退職しており、人手不足が続いています。そうした中、旅行需要は回復つつあり、需要がさらに高まる夏の混乱を避けるため、一部の航空会社が減便を発表しています。ジェットブルーは5月から夏にかけて8%~10%減便、アラスカ航空は6月末まで2%減便するとしています。
旅行需要が高まる中での減便に加え燃料価格の上昇で、航空運賃のさらなる値上がりが予想されています。航空運賃は、すでに今年初めと比べて40%値上がりしており、専門家は5月の終わりまでには、さらに10%値上がりするとみています。専門家は春から夏にかけての旅の計画は早めに立て、航空券も早めに購入することを勧めています。