5歳以下の子供を対象にした新型コロナウイルスのワクチンの緊急使用許可が申請されました。また、子供を対象にした治療薬が初めて承認されました。
28日木曜日、モデルナは生後6カ月から5歳までの子供を対象にしたワクチンについて、FDA食品医薬品局に緊急使用許可を申請したと発表しました。治験では2回の接種を行い、感染による発症を防ぐ有効性が、生後6カ月~1歳では51%、2歳~5歳では37%だったというこです。ワクチン未接種を心配する幼い子供を持つ保護者は、ワクチンの承認を待ち望んでいます。保護者の1人は「バイデン大統領は FDAに承認を急ぐよう言うべきです。」と語りました。
子どもの新規感染者数は、2週間で43%増加しています。そうした中、25日月曜日、FDAが子供の治療薬を初めて正式に承認しました。承認されたのはギリアド・サイエンシズが開発した抗ウイルス薬「レムデシビル」で、使用対象は生後4週間~11歳です。子供の入院患者、または、重症化リスクのある軽度から中等度の患者に使われます。スタンフォード小児病院アロック・パテル医師は「ワクチン接種対象外の5歳未満の子供にも使えます。医師や重症化リスクの高い子供を持つ親にとって朗報です。」と語りました。