ケンタッキー州の空港で貨物機が爆発炎上。 付近の工業地帯を巻き込み少なくとも12人が死亡しました。
4日(火曜日)午後5時15分ごろ、ケンタッキー州のルイビル国際空港から離陸直後の宅配大手UPSの貨物機が墜落・炎上しました。事故の捜査を行なっているNTSB国家運輸安全委員会によると、事故機はホノルルに向けて離陸直後に左のエンジン付近から炎があがりました。その直後に左エンジンが脱落し大きく傾きながら墜落しました。 脱落したエンジンは滑走路に落ちていたということです。
(6日)
ルイビル
クレイグ・グリーンバーグ市長
「昨日みた光景は悲劇的で恐ろしいものでした
『映画みたいだ』とよく言いますが、映画より悲惨でした」
"In terms of what what I saw yesterday, it was it was tragic, it was horrific. It was you know you hear people say 'Oh that only you only see that in the movies.' This was worse than the movies.
事故機には3万8000ガロン(15万リットル近く)の燃料が入っており炎と煙は縦におよそ800メートルに渡り立ち上り、車の部品会社など工業地帯の建物を巻き込みました。6日(木曜日)の段階で子供1人を含む少なくとも13人の死亡が確認され、行方不明者は9人とされています。また、15人が病院に運ばれやけどなどの手当をうけました。うち2人は重体です。当局は今後、死亡者数は増える可能性があるとしています。
ルイビル
クレイグ・グリーンバーグ市長
「大量の焼けこげたがれきと変形した鉄があり
その下を捜索しないと全ての遺体が収容されたとは言い切れません」
There's so much debris there. There is so much charred, mangled metal that not all of the bodies may have been located until you look underneath certain things.”
また、周辺では停電が続いており電力会社が復旧作業を行なっています。
NTSBは現場からブラックボックスを回収しており、事故原因の究明を急いでいます。