新型コロナウイルス感染拡大を受けて施行された渡航制限の緩和を検討しているEU・欧州連合が、アメリカからの旅行者についてはこの夏も入国を禁止する可能性が伝えられました。
EUは来月1日に、EU域外からの渡航制限を緩和する予定で、各国の感染状況や対策などをもとに制限を緩和する国のリストを現在作成中だということです。EUよりも状況が深刻な国については入国禁止を継続する考えで、感染が拡大しているアメリカからの旅行者は引き続き入国が禁止される可能性が高いと報道されています。
4月初めの時点では、EUとアメリカの新型コロナウイルスの新規感染者数はほぼ同じでしたが、その数が大幅に減少したEUに対し、高い水準を保ったままアメリカではさらに増加しています。アメリカのほかブラジルやロシアからの旅行者も引き続き入国が禁止されるとみられていますが、中国については緩和が検討されているということです。