アメリカ女子体操界で起きた性的虐待事件で 懲役175年の実刑判決を受け服役中の元医師が刑務所内で刃物で刺されて重傷を負いました。
アメリカ体操協会の元チームドクターで性的虐待などで175年の刑を服役中の ラリー・ナッサー受刑者が9日(日曜日)の午後刑務所内で襲われ病院に運ばれ治療を受けています。
ナッサー受刑者はフロリダ州の刑務所で性犯罪受刑者専用の施設に収監されており背中と首を6回刺され、肺のなどに重症を負いました。
当局によると刺したのは同じ施設の別の受刑者で動機はわかっていません。他に怪我人はなかったということです。
ナッサー受刑者はオリンピック金メダリストを含む数百人の被害者を治療と称して性的に虐待。2018年に175年の実刑を言い渡されました。中には当時13歳だった被害者もおり長年に渡った性犯罪行為に対しアメリカ女子体操界の体質やFBI連邦捜査局の責任も問われました。
ナッサー受刑者の容態は安定していて命に別状はないということです。