オハイオ州で、去年、交際相手の男性とその友人を故意に車を衝突させて殺害した罪で有罪判決を受けた事故当時17歳だった少女に2つの終身刑が言い渡されました。
現在は19歳のマッケンジー·シュリア被告は、去年7月、自分が運転する車に交際相手の男性(20歳)と男友達(19歳)を乗せ故意に衝突事故を起こし、死亡させた罪で起訴されていました。
判決の言い渡しを前に、被告は反省の弁を述べました。 「2人の痛みを取り除いてあげたい。本当にごめんなさい」 しかし、この日、判事が言い渡したのは殺人、重暴行罪、麻薬所持など複数の罪状による2つの連続した終身刑という、重いものでした。
裁判で検察側は、当時17歳のシュリア被告が、2人を車に乗せ、殺害目的で、時速160マイルで車をビルの壁に激突させた、と主張。 監視カメラの映像にも、猛スピードで突っ込んでいく瞬間が捉えられています。被告の交際相手とその友人は、即死だったと言うことです。
判事は事故の様子は、文字通りの地獄絵図だ、と述べました。交際相手の母親は、シュリア被告は、犠牲者の2人に何の慈悲の感情を持っていない、と訴えました。
検察が提出した証拠によれば、シュリア被告は事故後、音楽のライブや大学のパーティーなどに参加。自分の罪を償うような素振りは無かったと述べています。
判事は、シュリア被告の刑は、仮釈放込みの懲役刑となり最短で15年服役後に仮釈放の可能性があるとしています。