イタリアから観光で訪れていた男性を誘拐し、3週間近く監禁、拷問したとしてクリプト:仮想通貨の投資家が逮捕・訴追されました。
ニューヨーク、マンハッタンの高級エリア、ノリータのタウンハウスでイタリアから来た28歳の男性を誘拐、監禁、拷問したとして37歳のジョン・ウォルツ容疑者が23日(金)逮捕されました。
27日(火曜日)には同じく仮装通過の投資家、ウィリアム・デュプレッシ容疑者(32歳)が共犯者として逮捕されました。
被害者の男性は警察に対し今月6日にイタリアからニューヨークに到着。ウォルツ容疑者の自宅に行ったところ携帯とパスポートを取り上げられ仮想通貨口座のパスワードを要求されたが応じなかったため監禁され拷問を受けたと証言しています。
警察の調査書によると、ウォルツ容疑者と被害者の男性は 仮想通貨のヘッジファンドを通じた知り合いでした。監禁されている間、男性は手足を縛られ、銃で殴られたり、テーザー銃を使用され、また最上階の5階建まで連れて行かれ階段の手すりに吊るされたということです。
男性は3週間近く、監禁されたのち23日(金)に逃げ出し、素足で出血した状態で警察に助けを求めました。
警察の家宅捜査で現場からは監禁・拷問の様子を写したポラロイド写真、
および銃などの証拠品が押収されています。
事件現場となったウォルツ容疑者の自宅は5階建のタウンハウスと呼ばれる一軒家。17部屋ある豪邸で家賃、月7万5000ドルで市場に出されていました。
世界的に仮想通貨で多額の資金をてにする人が増え、その人気が広がる中、それにまつわる犯罪も増えています。規制内容などの見直しも含めて対策が急がれています。