アメリカ陸軍創設250年とトランプ大統領の79歳の誕生日を祝う軍事パレードが14日、ワシントンD.C.で行われました。雨模様の天候も相まって早めに帰る人も多くパレードの観客は予想を大きく下回ったと報道されています。この日にあわせて全米各地でトランプ政権への抗議集会、No Kingsが行われ概ね平和理に行われましたがユタ州では銃撃事件が発生1人が死亡しました。
14日(土曜日)ワシントンD.C.ではアメリカ最大規模の軍事パレードが行われました。パレードにはおよそ7000人が行進。150台の戦車など軍用車両、そして戦闘機やヘリコプターなど50機が上空から参加しました。
ホワイトハウスは25万人が訪れたと発表していますが日中の雨で イベントの出足は悪く沿道や観覧席は空席が目立ちました。パレードが始まる頃には、雨はあがりましたが早めに切り上げる人が多かったと伝えられています。
このパレードに合わせて全米で、「NO KINGS」、大統領は王ではないと訴えるトランプ政権への抗議集会がワシントンD.C.と50州で、およそ2000箇所で行われ、
数百万人が参加したと試算されています。
概ね平和理に行われたNo Kingsの抗議集会ですが数百人が参加していたユタ州の抗議集会では、黒ずくめの男がバックパックからライフル銃を出して群衆にむけて銃をかまえたため、ボランティアで警備をしていた男性が男に向け、拳銃で3発撃ちました。
(銃声)
男は怪我をしてその場で拘束されました。しかし流れ弾が群衆にいた39歳の男性にあたり、男性は病院に運ばれましたがその後死亡しました。
また、数千人から数万人が抗議集会に参加したというフィラデルフィアではデモ参加者を移動させようとしていた自転車の警官隊が一部の参加者と揉み合いになり少なくとも3人が拘束されたということです。
軍事パレードが行われたワシントンD.C.でも抗議集会が行われましたが 衝突を避けるためパレード周辺以外の場所で行われました。
アメリカ最大規模の軍事パレードの費用はおよそ4500万ドルにのぼるとも言われ、そこには戦車が通った道路の補修作業も含まれているということです。