ニューオーリンズ市長が自身の警護を担当していた元警官と不倫関係になりデート中の時間を勤務時間として申告するなどしたとして不正に給与や旅費を得た罪などで起訴されました。
8月15日
マイケル・シンプソン連邦検察官代理
「検察は、約3年間にわたり公的権限や地位を悪用し
詐欺、司法妨害、虚偽の証言などを行なった罪で2人を起訴しました。」
Michael Simpson, Acting U.S. Attorney
They are charged with a series of fraud, obstruction of justice, and false statement offenses for their role in a nearly three year fraud scheme that we allege exploited their public authority and positions.
連邦大陪審はニューオーリンズのラトーヤ・カントレル市長(53)とカントレル市長の警護を担当していた元ニューオーリンズ市警察官のジェフリー・ポール・ヴァッビー被告(52)を詐欺罪などの罪で起訴しました。
起訴状によると、2021年から2024年までの間不倫関係にあった2人が、市が所有するアパートで一緒にいた時間やヴァッビー被告が1人でアパートにいた時間を含めて勤務時間として申告していたということです。
また、2人はその3年間で多くの旅行も一緒に行っており、サンフランシスコでのワインテイスティングの旅も含めてヴァッピー被告は勤務時間として申告し旅費は全て市の経費として落とされるなど不正に給与や旅費を得た罪などで 起訴されました。2人は不倫関係を隠すためFBI連邦捜査局や政府関係者に虚偽の証言をした罪にも問われています。
カントレル市長は市の300年の歴史で初めての女性市長でありまた、在職市長が起訴されるのもニューオーリンズ史上初めてです。罪状認否では無罪を主張すると見られていますが裁判に時間を労力を取られる中で市長としての職務を継続できるのか今後の行方が注目されています。