アメリカとイスラエルがイランへの攻撃が長引く中アメリカ国内で様々な影響が出始めています。また、現地で暮らしていたアメリカ人をイスラエルから退避させるための直行便の運行が始まりました。
16日月曜日、テルアビブからニューアーク・リバティ・国際空港への直行便に乗っていたのはイスラエルから避難してきたアメリカ人です。
イランからの報復攻撃を恐れてイスラエルでは各国の大使館が自国民の国外退避を支援する中、アメリカ人への支援が遅れていると非難されていました。イスラエルと周辺国上空の空域は空爆などで断続的に閉鎖され、3月はじめの2週間で2800便以上が欠航となり国外への退避が難しくなっていました。そうした中アメリカ人だけを乗せたテルアビブからアメリカへの直行便が運行されました。
イスラエルからの乗客
「留学でイスラエルに来ていた多くの若者が出国を求めていました
アメリカ大使館が空港に案内所を設置して
帰国便に乗れるよう指示しており
事態はだいぶ改善しました」
イスラエルの空港では離陸直前にミサイル攻撃の危険があり乗客が一度旅客機から降りて避難する騒ぎがあったということです。
イスラエルからの乗客
「アメリカに戻って来られてよかったです
空港でサイレンが鳴ってバタバタしたけど
無傷で戻れました」
アメリカ国内ではこの戦闘の影響が出始めています。ホルムズ海峡の事実上封鎖で全米のレギュラーガソリン平均価格は1ヶ月前に比べておよそ95セント値上がりしています。
ルイジアナ州住民
「給油量はかなり少なくしたのに
金額がすごく高くなっているのを感じます
早く値下がりするといいのだけど」
テキサス州住民
「ばかげてる
全てが高すぎて買えない
みんなひどく苦しんでるよ」
また、ホルムズ海峡を通るのは原油だけではありません。ペルシャ湾周辺国から多くの農業用肥料も輸出されており、アメリカは全体の15%をこれに頼っています。このため肥料の価格高騰に農家は悲鳴をあげています。 カンザスシティで5000エーカーの土地でとうもろこしや大豆を育てている農場主は...
農場主
トム・ウォータースさん
「利益率がどんどん減少しています
コストを下げ極力節約せざるを得ません」
トランプ大統領は、値上げは短期的としていますが、インフレを抑制し経済を活性化することを最重要としてきたトランプ政権だけに、世論をどこまで納得させられるかが焦点となっています。
そうした中でトランプ政権のテロ対策センター、ジョー・ケント所長が17日火曜日、突如辞任を表明。トランプ大統領に宛てた辞表声明文には、トランプ政権がイラン攻撃を正当だとする理由として挙げていた『イランが差し迫った脅威』であることを完全に否定しイランへの軍事作戦を支持できないとしました。
これについてトランプ大統領は...
ドナルド・トランプ大統領
「彼のことはよく知らない
良さそうな人だったけど
声明文を読んで辞めてよかったと思ったよ
イランが脅威ではないと言っているが
イランは脅威だと全ての国が理解している]
ケント氏はイラク戦争に従軍した元軍人で、同じく軍人だった妻のシャノンさんをシリアでの自爆テロで7年前に亡くしています。
イランのイスラム革命防衛隊によるイスラエル攻撃は続いていますが、その数は減っています。また、爆撃で死亡したアヤトラ・ハメネイ最高指導者の後継者となった息子はいまだ公の場に姿を見せておらずイラン国内の情勢は不透明です。しかし...
AP通信
ジョン・ガンブレル記者
「この戦争は消耗線と化しています
長く持ち堪えられた側た勝利を手にするでしょう
しかしまだ多くの不確定要素があり
どちらが先に屈するかはまだわかりません」