3月中頃から多くの学校が春休み休暇に入り、学生らにとって自由な時間が謳歌できる季節。そんな中、恒例となり社会問題化しているのが、リゾート地などでの「羽目を外した」若者らが中心の銃撃事件です。
この時期、フロリダ州では治安強化のため厳しい取り締まりを実施していますが、先週、若者らによる複数の銃撃事件が発生しました。
先週16日、土曜日、ジャクソンビルのビーチでは、数人の間のトラブルから一般人を巻き込む銃撃事件となりました。
フロリダ州ジャクソンビルビーチ・クリスティーン・ホフマン市長「今は若者らのための週末です週末は大きなゴルフ大会があり聖パトリックの祝日お祭りでしかも春休みです。悪い連中がトラブルを起こし悲劇的な事件になってしまいます」
警察当局によると、週末だけで3件の別々な発砲事件が発生し複数の拳銃やライフル銃が押収されています。
21歳男性1人が銃で撃たれて死亡、少なくとも3人が負傷しました。
また数人の容疑者が逃亡中だということです。
先週14日木曜日、ビーチ(ニュー・スマーナ・ビーチ)をパトロール中の警察官のボディーカメラの映像です。
警察官声「おい銃を捨てろ!」
警官は、人混みのビーチで、銃を振り回していた16歳の少年を追いかけます。少年は波打ち際に走って逃げ、持っていた銃とかばんバッグを海に投げ捨てたましたが、かばんバッグには大麻マリファナが入っていたということです。
少年は、その場で逮捕され成人として起訴されました。
春休みの時期、若者らによる銃撃事件は、毎年多発していて去年は、マイアミビーチで2人が銃撃で死亡する事件があり、市長が、非常事態を宣言し、夜間禁止令も出るなど厳戒態勢が敷かれました。
春休みは、若者や観光客が集まるイベントやパーティーなども多く、飲酒でのトラブルや喧嘩などは、以前から問題視されていましたが、昨今は、若者の間での、違法な銃の携帯や薬物の乱用使用の蔓延なども事件多発の大きな要因に挙げられています。