1年で最も空の便の利用者が多いとされる感謝祭週末の日曜日、ルイジアナ州ニューオーリンズの空港で、旅客機に搭乗した男性が非常口のドアをこじ開け、地上に飛び降りる出来事がありました。
26日、日曜日、ニューオーリンズのルイ・アームストロング国際空港空港で、ゲートを出る直前のサウスウエスト航空飛行機から、搭乗客の一人が非常口のドアを開け、地面に飛び降りました。
飛び降りたのは、38歳の男性客で、機体左側の出入口を開けて、翼に飛び移り、そこから地面に降りました。
男は、空港整備のトラックに乗り込みましたが、近くの地上職員がその場で取り押さえ、駆けつけた警察官に引き渡しました。
搭乗客は混乱し、席から立ち上がっています。目撃者の証言では、最初に言い争う声が聞こえて、騒ぎが広がり、男が非常口のロックを外して外に出たようだ、と話しています。
調べを行った警察関係者は、飛び降りた男は訳の分からないことを話し、自分の行動を認識していない様子だった、とコメント。
この騒ぎによる負傷者はなく、事件性もないとしています。
感謝祭週末の日曜日で、TSA・航空保安局では、全米で29万人が空の便で移動したとされていますが、この騒動で、サウスウエスト航空の便は別の機体を使い、2時間遅れで出発、他の機の運行に大きな影響はなかったという事です。