11月19日に死去した、ジミー・カーター元大統領の妻、ロザリン夫人の追悼式が、28日にアトランタで行われ、99歳のカーター氏や歴代の大統領夫妻らが、参列しました。
11月19日に96歳で亡くなった、ロザリン・カーター夫人。28日、火曜日に、アトランタのカーターセンターの建物からエモリー大学のグレン記念教会にその棺が運ばれ、遺族や近親者、そして歴代の大統領夫妻らの見守る中、追悼式が行われました。
99歳のカーター元大統領は、今年2月から自宅でホスピスケアを行なっていて、公の場に長い間姿を見せていませんでしたが、この日は専属医に車椅子で引かれ出席。
スピーチはありませんでしたが、娘のエイミーさんが、カーター氏が兵役中にロザリン夫人に送った手紙を代読しました。
エイミー・カーターさん「愛しい人よ、僕は帰って会う度あなたが如何に素晴らしい女性か気付かされる。離れている間は、あなたはそこまで優しく美しすぎることは無いと考えるのだけど、何度再会しても完全に恋に落ちてしまう。僕の事、変だと思うかい?僕は変じゃないと思う。ダーリン、また会う日まで。ジミー」
77年間、カーター氏に連れ添ったロザリン夫人は、カーター氏が大統領退任後も続けた、世界平和や人権活動にも積極的に参加し、カーター氏を公私共に支えてきました。
その後の多くの大統領夫人もロザリン夫人の功績を讃えてきました。
この日は、現役のバイデン大統領夫妻、クリントン元大統領夫妻、そしてミッシェル・オバマ氏、ローラ・ブッシュ氏、メラニア・トランプ氏など存命する全てのファーストレディーが参列しました。
式典の終わりには、ロザリン夫人が生前大好きだった曲をカントリー歌手がしめやかに歌い、別れを惜しみました。