地下鉄での暴力暴行事件が相次ぎ州兵まで動員して駅構内の見回りを強化しているニューヨークでまた、男が乗客の男性をホームから突き落とす事件が発生。男性は死亡しました。
25日(月曜日)午後7時前マンハッタンのハーレムにある地下鉄125丁目の駅で電車を待っていた53歳の男性をカールトン・マクフィアソン容疑者24歳が線路に突き落とし男性は入ってきた列車にひかれて死亡しました。
2人に事件前の接触はなく突発的な犯行と見られています。マクフィアソン容疑者は逮捕され殺人罪で訴追されました。
マクフィアソン容疑者は度々異常な言動で騒ぎを起こし暴行や脅迫などの容疑で長年にわたり数々の逮捕歴もあり精神疾患を抱えているとみられています。
ニューヨークでの地下鉄の暴行事件は、去年、過去27年間で最多の犯罪数を記録していますが、今年は、去年と比べて13パーセント以上と犯罪の増加に歯止めがかかっていません。
3月のはじめには地下鉄構内の治安悪化にニューヨーク州のホークル知事が、750人の州兵を動員し、また、今回の事件の直前にもニューヨーク市警は私服警官を含む800人を警備に充てると発表したばかりです。
地下鉄で発生する暴行事件の多くは容疑者が再犯であることが多くまた、精神疾患やホームレスも問題となっています。
警備強化はもちろん大切ですが根本的な解決法が求められているのではないでしょうか。