トランプ前大統領による
不倫相手への口止め料に関わる刑事裁判で、
不倫関係があったとされる元ポルノ女優が初めて出廷。
詳しい経緯を証言しました。
7日、火曜日、今回のトランプ氏の裁判では、
最も重要な証人である
元ポルノ女優のストーミー・ダニエルズさんが、
ニューヨーク地方裁判所に出廷しました。
法廷でダニエルズさんは、
2006年にカリフォルニア州のゴルフ場でトランプ氏と出会い、
その日のうちにホテルのスイートルームに誘われ
性的関係を持ったと証言しました。
トランプ氏は、ホテルの部屋で2時間、ダニエルズさんを口説き、
彼女がトイレから戻った時に下着姿でいたなど、
ダニエルズさんの話は、克明で生々しいものでした。
トランプ氏は、彼女の証言の最中に、弁護士の腕を叩いて
証言を妨害するような行動が見られ、
裁判官から再三の注意を受けました。
弁護側は反対尋問で、証人の主張は全て捏造だと迫りましたが、
ダニエルズさんは、全くの真実であると主張を曲げることはありませんでした。
トランプ氏 「この暴露的な裁判は完全に崩壊している」
そして、9日木曜日、再び出廷したダニエルズさんは、
再びトランプ氏の弁護士から尋問を受け、
トランプ氏の弁護士から口止め料、
13万ドルと誓約書を受け取った事について、
「お金を選んだのですね」と問われると、
「秘密は暴露したかったが、
口止めを証明する証拠として書類が欲しかった」
と答えました。
その後、13万ドルの口止め料の虚偽記載をした
会計書類に関して知っていたかを問われると
「会計書類の事については何も知らない」と答えました。
ダニエルズさんの赤裸々な証言に
陪審員はショックを隠しきれない状態だったと記者は伝えており
弁護側は、裁判の争点から外れているとして抗議しています。