カリブ海の国ハイチでは、国全土に及ぶ大規模な暴動と反乱が3週間以上続いていますが、アメリカ政府やフロリダ州では滞在するアメリカ国民を保護するためチャーター機などで避難を進めています。
21日、木曜日、フロリダ州オーランド空港では、ハイチから避難してきた家族らが到着しました。
ハイチから救出されたフィリップ・アルマンさん「ようやく2歳の息子ジュリアンと再会できました。約2週間半かかりました。」
彼らは、フロリダ州がチャーターした飛行機の乗客14名のうちの一人です。
ケビン・ガスリー:フロリダ州緊急事態管理部門ディレクター「当初4便の予定が1便だけになったが救出が成功して良かった。戦闘地域では状況はひどい救出は困難な状況だ」
避難した人々は、ギャングらが近隣一帯を占拠した地域に住んでいました。
フィリップ・アルマンドさん「一番困難だったのは、空港までたどり着く事でした」
まだ、さらに数百人のアメリカ国民人が依然としてハイチ国内に残されています滞在しています。
アメリカ政府は現在、首都ポルトープランスからアメリカ市民をヘリコプターで運び、隣国のドミニカ共和国まで移送しています。
ヴェダント・パテル国務省副報道官「救出の選択肢を増やすかは、需要、現場の状況、航空会社などの信頼性によります。私たちはアメリカ国民が必要とする救出のルートを保つことを望んでいる」
反乱が続くハイチでは、大勢の人々が飢餓に直面しており2週間で食料が枯渇する可能性があると警告されています。アメリカ国務省は、ハイチに食糧援助などの人道支援を行う取り組みを検討しているという事です。