メリーランド州の裁判官が自宅で男に射殺されました。
この裁判官が、男の離婚裁判で下した判決を不服とする逆恨みの犯行とみられています。
19日(木曜日)メリーランド州巡回裁判所のアンドリュー・ウィルキンソン判事(52歳)が
自宅の私有地で男に銃で複数回撃たれ病院で死亡が確認されました。警察はこの日ウィルキンソン判事が担当する裁判で敗訴したペドロ・アルゴーテ容疑者(49歳)を犯人とみて行方を追っていました。
21日(土曜日)容疑者の車、シルバーのベンツが犯行現場からおよそ8マイル離れた場所で見つかり、その5日後の26日(木曜日)に車から1マイル離れた森の中でアルゴーテ容疑者の遺体を発見しました。
死因や死亡時間は司法解剖後に発表するということです。
警察によると、犯行の数時間前に行われた裁判でウィルキンソン判事は4人の子供の親権は妻に渡しアルゴーテ容疑者は妻からの要請がない限り子供たちと会うことも連絡をとることも許されないとの判決を下しました。犯行はこの判断に対する逆恨みと見られています。
アメリカでは近年、裁判官への脅迫や暴力行為が増加しています。
銃撃事件がこの3年間で3件、脅迫事件がこの2年間で7000件報告されており社会問題となっています。アメリカでは近年、裁判官への脅迫や暴力行為が増加していて銃撃事件がこの3年間で3件、脅迫事件がこの2年間で7000件報告されています。