兄弟で山を散策中の悲劇です。国立公園近くでマウンテン・ライオンと呼ばれる野生動物のクーガーに襲われ1人が死亡、1人が重症です。
警察無線:クーガーに襲われたとの通報緊急を要する消防と救急が現場に向かっているカリフォルニア州北部のエルドラド国立公園近くで23日(土)、午後1時ごろ18歳のワイアット・ブルックスさんと21歳のテイレン・ブルックさん兄弟が落ちたしかの角を探しに山道を歩いていたところクーガーと遭遇。
通常のガイドライン通りに両手を広げて大声をあげました。家族によると弟のワイアットさんがクーガーに向けてカバンを投げつけたということです。
エルドラド郡シェリフクーガーは最初にワイアットさんを襲い兄のテイレンさんがそれを止めようとしました。そしてクーガーが今度はテイレンさんに襲い掛かりワイアットさんは怪我をしながらもクーガーを殴るなどしましたが、車に戻って助けを呼びました。
捜索隊が兄のテイレンさんを救助するため山に入るとクーガーがテイレンさんと捜索隊の間で威嚇していました。
エルドラド郡シェリフクーガーは捜索隊を直視していてテイレンさんの救助ができなかったため銃を発砲しました、銃撃の音でクーガーが逃げたため救助を行いましたがその場でテイレンさんの死亡が確認されました。
弟のワイアットさんは病院に運ばれ顔などに重傷を負いましたが命に別状はないということです。
2人を襲ったクーガーはその後駆除されました。住民はこの周辺でクーガーを見ることが増えているといいます。
住民:「増えすぎているんだ、私が子供の頃はクーガー狩りを行なっていたが狩りが禁止になってからは数が増えてしょっちゅう見かけるようになった。数匹で一緒に行動しているのもよく見るよ」
昔はそんなことなかった数が増えているとはいえ人がクーガーに襲われるのはまれで、カリフォルニア州では20年ぶりということだということです。