メリーランド州の公園で高校生らのグループパーティーの最中、銃撃があり、10代の若者5人が負傷しました。
先週19日金曜日、地元高校生ら10代の若者たちが、ワシントンDCからも近い、公園で夏休み前のパーティーを開いていました。
パーティーの真最中、複数の銃声が鳴り響き、観客らはパニックに陥り逃げ惑います。
グリーンベルト警察署長「ティーンたちが公園に集まり、水鉄砲を持ってきて遊んだりして楽しんでいました」
パーティーで使われていたのは、おもちゃの水鉄砲でしたが、誰かが本物の銃を持ち出し発砲したとみられています。
500人から600人ほどが集まったパーティーで、事前に周辺の警備にあたっていた地元の交通警察も、銃声を聞いて駆けつけました。パーティーに集まった若者らは銃声でパニックとなりました。
警察の発表によると、16歳から18歳までの5人の男性が銃で撃たれ負傷、1人が重傷とされていますが、全員命に別状はありません。
警察では、事件直後何人かの拘束し取り調べを行いましたが、発砲した容疑者は特定できず、群衆と一緒に逃走したとみています。
エミット・ジョーダン・グリーンベルト市長「高校生らが集まって楽しむことすら出来ないとは、なんて世の中だ」
このパーティーは、アメリカの高校では恒例になっている、「シニア・スキップ・デー」と呼ばれる卒業生に許される自主休講の日に行われた集まりで、SNSなどの呼びかけで、地元の複数の高校の生徒などが集まっていたということです。