大学の親パレスチナデモが収まりません。
警察突入で校内のデモ隊は排除しても
事態はくすぶり続けています。
警察の特殊部隊の突入後に、
デモ隊のテントなどが撤去された
中庭の芝生エリアで5月15日(水曜日)に
行われる予定だったコロンビア大学の卒業式。
大学は安全を確保できないとして 、6日(月曜日)中止を発表しました。
今年卒業する学生
「友人の中には家族や友人がシンガポール、フランス、メキシコなどから卒業式に参加するために数千ドルかけて航空券を買った人もいる。本当に残念です」
ジョージア州のエモリー大学ではキャンパスから
20マイル(32キロ)離れた場所に卒業式を移しました。
エモリー大学卒業生
「悲しいです。パンデミック中の2020年入学なので
高校でも卒業式もなかった。大学1年目もずっとオンラインだった」
しかし親パレスチナの運動は、根強く続いています。
ノースイースタン大学の卒業式では
式典の生配信中に卒業生が携帯電話の画面で
イスラエル関連企業への投資撤退を呼びかけるメッセージを出しました。
ミシガン大学では卒業生がパレスチナの旗を掲げる中、
上空ではイスラエル支持のバナーが飛びました。
全米の大学キャンパスでおよそ2400人の逮捕者が出る中、
警察はさらに、カリフォルニア大学サンディエゴ校で
野営する学生のテントを撤去し60人以上を逮捕。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校では
キャンパス内の駐車場で40人以上が逮捕されました。