先週オハイオ州シンシナティの街中で「ドライブ・バイ・シューティング」と呼ばれる、通り掛かりの車からの銃撃で、11歳の男児が死亡する事件がありました。
3日、金曜日、午後9時半ごろ、オハイオ州シンシナティで、公園近くの道端にいた子供たちのグループのそばを、黒いセダンが通り掛かり、窓からいきなり銃を発射して走り去りました。
この銃撃で、11歳のドミニク・デイビス君が死亡、その他10代の子供4人と53歳の女性1人を含む5人が負傷しました。
子供たちはシンシナティ児童病院に搬送されましたが、そのうち1人は重体です。
アフタブ・ピュアヴァルシンシナティ市長「一瞬のうちに22発の銃弾が子供たちに向けて発射されました。逃げる時間などないこれがこの町の子供たちが生きる現実です」
警察では、容疑者などは捜査中だとし、この銃撃事件が特定のターゲットを狙ったものかランダムな銃撃かは明らかにしていませんが、地元の報道などによりますと、この事件の前に16歳と14歳の子供が銃撃された事件もあり、関連を調べています。
犠牲になったドミニク君の父親の訴えです。「銃の連鎖はいつ止まるのか?どれだけの親が子供を埋葬すれば済むんだ?」
警察では、事件以降、警察官を増員して近隣の小中学校への警戒を強めています。メディアによりますと、全米では、今年だけで1400人以上の子供が銃暴力により死亡しています。