アリゾナ州で、空のレジャー・アクティビティとして人気の熱気球の飛行で、気球が落下し4人が死亡する事故が起きました。
14日(日曜日)午前7時50分ごろアリゾナ州フェニックスの南イーロイ市の砂漠地帯で気球が墜落し4人が死亡1人が重体となっています。
捜査当局によると気球には当初スカイダイバー8人とパイロットを含む13人が乗っていました。
気球が上昇し8人のスカイダイバーが予定通り気球から飛び降りた直後に事故は発生したということです。
イーロイバイロン・グワルトニー警察署長「スカイダイバーは問題なく飛び降りたのですがそのすぐ後になんらかの大惨事が起きて墜落したとみられる」
地上にいた目撃者によると墜落する直前、気球は上下を繰り返していたということです。
イーロイマイカ・パウエル市長「墜落を目撃した人は気球のバルーン部分が細長くしぼんだ状態だったと証言しています」
この事故で気球に乗っていた5人のうち37歳の気球パイロット、そして州外から訪れていた24歳から28歳の乗客3人が死亡。また気球クラブの23歳の女性メンバー1人が重体です。
地元警察と連携してNTSB、国家運輸安全委員会とFAA、連邦航空局が事故原因の究明にあたっており気球を回収し、搭載されていたフライトレコーダーとカメラをワシントンDCに送り分析するということです。
地元メディアによると最近では、気球からのスカイダイビングが流行っているということです。
しかし、人が一度に気球から飛び降りれば重量の急激な変化で気球のコントロールが難しいと指摘する専門家もいて今回の事故に関連があるかなども含めて捜査が行われています。