飛行中の機体の事故や不具合が相次いでいるユナイテッド航空は利用者に対し安全についてのメッセージを出しました。
ユナイテッド航空は今月に入って2週間で9件の飛行中の事故が報告されたことを受け、スコット・カービーCEOが声明を発表しました。
声明では、ここ数週間でユナイテッド航空では複数回、事故が発生し安全対策の重要性を再確認している。これらの事故には関連はないもののさらに気を引き締めて一つ一つに丁寧に対応しているとしています。
今月に入ってユナイテッド航空で発生した一連の事故は、オレゴン州メドフォードの空港に着陸した旅客機が機体の側面パネルが紛失しているが判明。
また、ヒューストンの空港から離陸後エンジンから炎が噴き出しUターンして、緊急着陸。サンフランシスコでは日本行きの便で離陸直後にタイヤが脱落しました。
その数日後には、同じサンフランシスコで油圧システムの不具合で機体から液体が漏れ出す事故。さらにヒューストンに着陸した旅客機が滑走路から外れて芝生に突っ込む事故などが報告されています。
カービーCEOは全ての事故について、調査を行い必要とあらば改善を進めるとしています。
また、パイロットのトレーニング日数を増やしメンテナンスの技術者の新規採用トレーニングも強化するとしています。アメリカでは1月に発生した飛行中ドアが外れるというアラスカ航空の事故以来、旅客機の安全対策強化が求められていますがその後も相次ぐ事故に不安は高まるばかりです。