旅客機の機体トラブルが相次ぐ中今度は離陸中にエンジンを覆う鉄板が剥がれる事故が発生。緊急で空港に引き返しました。
7日(日曜日)デンバー発、ヒューストン行きのサウスウエスト航空・ボーイング737型機に乗っていた乗客が窓から見た光景は目を疑うものでした。
離陸する旅客機のエンジンを覆う鉄板が剥がれ落ち翼にひっかかっています。窓からこれを見た乗客が客室乗務員に通報しました。
乗客「数人の乗客が気づいて客室乗務員に伝えたら驚いてパイロットに知らせに行きました」
パイロットは管制塔にすぐに緊急着陸を要請。
無線パイロットの声「エンジンのカバーが剥がれ落ちている。エンジンは大丈夫のようですが構造上の損傷があります」
赤ちゃん2人を含む乗客乗員143人を乗せた旅客機はデンバーの空港に引き返し緊急着陸、怪我人はいませんでした。
この事態に、サウスウエスト航空は声明を発表しメンテナンス・チームが機体を調査し、原因究明に動いているとしています。
FAA連邦航空局も捜査に乗り出しています。サウスウェスト航空は、先週にもテキサスの空港でエンジントラブルのため飛行を中止。
同じく先週4日木曜日には、ニューヨークのラガーディア空港で着陸の際に、通常よりも低い高度で飛行、管制塔にニアミスし、管制官に何度も警告されるなどの、操縦トラブルなども起こしています。