月が太陽をすっぽりと覆ってしまう皆既日食が、次の月曜日4月8日にアメリカを縦断。全米各地で、この天体ショーが見られるということでちょっとした皆既日食ブームが巻き起こっています。
NASAアメリカ航空宇宙局によると8日(月)、皆既日食の通り道になるのは
南はテキサス州から北へメイン州までの13州。
午後1:30ごろから3:30ごろまでの時間帯で月が太陽を完全に覆うとおよそ4分間、辺りは暗くになり気温は華氏10度、摂氏5度ほど下がるということです。
皆既日食が見られる州には、宇宙の神秘を一眼見ようと多くの観光客が詰めかけると予想され、年間で一度に一番多くの人が移動するイベントになるだろうとされています。FAA連邦航空局は空の旅について4日(木曜日)がこの春一番の混雑になり1日で5万便の離着陸があったとしています。
フロリダからテキサス州まで、家族で2500キロ近くの距離を運転する家族は、
マイヤースさん家族「ホテルは去年の10月か11月に予約したわ」
皆既日食の通り道となるインディアナ州の小さな町、フレンチリックでは8日に大勢の観光客が押し寄せると予想しており商店はその準備に余念がありません。
こちらのお店ではオリジナルの皆既日食グッズを販売。
アイスクリームショップでは特別メニューを作りました。
店主「大人には日食マティーニ、日食アイスクリームは暗い感じよ」
いまは静かな小さな町も来週の月曜日はお祭り騒ぎでごった返すと予想されています。クレムソン大学グレゴリー・ラムシャー教授「多くのコミュニティでこれまでにない人数の観光客が見られるでしょう」
皆既日食の通り道では、多くの学校が半日で授業を終わらせます。
NASAは、日食を見るときの注意点として日食は100%月に隠れる4分間以外は専用のフィルターを使い絶対に太陽を肉眼で見ないこと。
カメラや双眼鏡についても特別なソーラーフィルターをつけていないと目でみるのは危険です。
注意してこの皆既日食を楽しみましょう。アメリカ本土48州で皆既日食が次に見られるのは20年後だということです。