先月、ニューヨーク州でスピード違反を犯した女性検事がパトカーから逃走、自宅で警察官と口論する一部始終がビデオに捉えられていました。
先月22日、ニューヨーク州北部のロチェスター市郊外でスピード違反をした車が、パトカーの制止を振り切り逃走。
追いついた警察官が運転していた女性を尋問すると女性は、この郡の地方検事でした。
検事「私の家から出て行きなさい」警察官に対して高圧的な態度を示す検事は取り調べに協力しません。
警察官「なぜ警察の捜査に抵抗するんですか?本当に検事なんですか?」
検事「そうよ、検事さまよ、バッジを見せるわ(バッジ見せる)私はモンロー郡の検事よ」
車は20マイル(32.2キロ)のスピードの速度超過出し過ぎでした。
検事「悪いけど私は検事よ。55マイル(約88キロ)で家に帰っただけ」
警察官「制限速度は35マイル(約56キロ)ですよ」
検事「そんなのどうだって良いじゃない」
地位を利用し罪を逃れようとする検事、警察署長に、警察官に自宅から離れるよう電話で頼み込みます。
検事「私はあなたより法律はわかってるわ」
検事「(電話で)この警官をどうにかしてくれない?」
警察官「こちらに出て私と話をしてください」
検事「いやよ」
警察官「これは正当な違反の取調べですよ」
検事は最終的に、違反切符を受け取りました。
検事「私がその違反を起訴するのよ。どうぞ違反切符を切りなさい。私が一日どんな大変な仕事をしたか分からないでしょうね、3つの殺人事件の処理よ!それなのに20マイル(約32キロ)の違反がどうだっていうの!」
後日地方検事は、声明を発表。
地位を利用して罪を隠滅する意図はなかったとし、どんな人間も法律の上に立つものはいない、と述べ全面的に謝罪しています。
現在、ニューヨーク州知事なども交えて、この検事についての処遇を検討しているということです。